とりあえず日記

病む前に辞める

昨日のお酒を控えめにしたおかげか

少しすっきりとした気持ちで目が覚めた。

二度寝したから早起きは出来なかったけど

起きて洗濯をして、部屋を片付けた。

窓を開けて換気をした。

 

適当な服に着替えて、寝癖をとりあえず直した。

日焼け止めを塗って、軽くメイクをした。

少し気持ちが整ってきたので部屋を片付けていたら、急に外に出たくなってきた。

帰るころには床にホコリが落ちているから、床の上の物をすべて片付け掃除しやすくした。

窓をしめて、明日のことを考えたりする前に家を出た。

 

最近、海が見たいなぁとよく思うようになっていた。なぜか。

その頃にはもう12時だったけど、まだ12時だと思えた。

これからまだ一日、どこにでも行けるし、何でもできる。

久しぶりにそういう風に考えられた。

 

時間も行先も決めず、とりあえず電車に乗った。

どの駅で降りれば海の近くまで行けるのか、スマホで調べながら

どこに行くかも決めない私を載せて進み始めた電車に、少しワクワクしていることに気づいた。

通勤で使う路線のいつもの電車、なんならこの世で一番憂鬱な乗り物だけど、

今日その時ばかりは、私を楽しいところへ運んでくれる素敵な乗り物になった。

 

初めての駅で降りるのはワクワクした。

駅の写真を撮るのが好きだ。

途中のドラックストアで、水分補給のため飲み物を買った。

いつもなら節約!と考えてお茶を水筒に入れてくるところだけど

それよりも、一刻も早く海に行きたかった。

 

時間にして1時間弱くらいだろうか。

駅からは少しあるいたが、無事に海の見える場所に到着した。

風が強かったが、とてもよい気分になった。

欲を言うなら、もう少し海に近づきたかった。

それでも今の私には十分だった。

 

せっかく買った飲み物を飲むのを忘れていたので

海が見えるベンチに座り、水分補給をした。

そのあとはとにかく歩き回って、写真を撮ったりウインドウショッピングをした。

歩き疲れて、また海の見えるベンチでボケーっとすごした。

 

その後も、ウインドウショッピング、ぼーっとする、移動を繰り返した。

すごく贅沢な時間だった。

すごくすごく穏やかな時間だった。

ここしばらく本当に辛くてなんにもなくなっていたけど

ほんの少しだけ回復した。

ちょっとだけね。

明日のことも考えずに、いやほんとはちょっとだけ考えて、

のんびりとすごした。

 

ちょっとだけ明日からのことを考えた結果、

18時頃に最寄り駅の本屋に寄り、読みたい本だらけだなぁと思いながら帰宅した。

ほこりが舞う前に掃除機をかけ、炊飯器をセットした。

ゆっくりと、一時間以上湯舟に浸かり、スクラブで全身よい香りにつつまれ

時間を掛けて風呂上がりのケアとドライヤーをした。

 

今日は、貴重な休日だった。

久しぶりに、満足できる一日を過ごせた。

 

最近は引きこもることが多かった。

お酒を飲んで良くない気分で目覚め、だらだらと布団の上で過ごし、

テレビをつけっぱなしで、昼寝をして、気づいたら夕方。

そうなるくらいなら、昼からでも遠出をしよう。

そう思えた一日だった。

 

私は私を立て直す方法を知っているんだった。

明日からまた頑張ろうと、まだ思えないけど、

私はまだ進んでいけると思った。